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Gレコ雑感 序盤の感触

■1~5話まで暇さえあれば繰り返し観ています。「観てしまう」と形容した方が正しいか。一度観てしまうといつの間にか『Gの閃光』が流れている。 あまりに不明瞭な情報が多い為、面白いかと自問すると自信を持ってYESと言えないのですが、 そこは映像的な吸引力が故なのか、それ以外の何かなのか…。 多分両方だと思うのですが、その辺りを友達に電話でクドクドと説明していたら鬱陶しく感じられたのか 「文章にまとめて整理した方がいい」と言われたので、備忘録の意味も兼ねて、ぽつぽつ書いて行こうかと思います。

■全体的な印象としては、すごく現代人的なお話に感じる。直接的な言い方をしてしまえば、「痛い所を突かれてる感覚」。入ってくる情報の量に比べて、自分自身の実態が伴わなくて、結局は選ぶことよりも一つの思想に迎合したほうが楽だという気風をベルリからは感じますし、アイーダからは、そんな現状を打破したいのだけれど巧くいかずにイライラしている様子を窺えます。

特に「実態が伴わない」という部分については、第3話『モンテーロの圧力』での、ベルリとアイーダの口論のシーンで顕著だったように思うので、ちょっと再現してみます。ついでにカット毎に感じた印象も同時に語っていきます。


※メインの音量外での台詞は聞き取れませんでした。
「戦闘中の○○です。それを○○なんて…」
「あなたがやったという事実は、残っているんです」
「あなたは僕を人殺しって責めていますけど、こちらにも重傷者はいっぱいいるし、キャピタルタワーの周りだってどれだけの被害がでたのか、あなたには解っていないでしょう?」

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まるで赤子を寝かしつけるようなノレドの後方で、感情的に互いの主張を押し付けあう様子が対照的。 富野氏の演出としては標準的なことなのですが、こういう人間ならではのみっともなさの描写が土台になってこそドラマなんですよね。 そしてここで注目したいのは、感情的に相手を言い負かそうとする裏に、互いが信じる理想が見える所。

「……カーヒル大尉は!」
※彼女は一人の男に何を見ていたのでしょうか。愛は全てを救うのでしょうか。

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※自分を見てもらえず理想の王子様の名前ばかりが出てきて面白くないのか、「女の涙」を見て気を許してしまうのが嫌だったのか、はたまた、謝罪の意思はあるのに、こんな態度を取られて苛立っているのか、無言で目を逸らす所作からは様々な印象を喚起させられます。こういった演出力も繰り返しの視聴に耐えうる要因の一つなのかも。

---沈黙を経て、申し訳程度に気分を落ち着かせた2人の会話は多少の理論性を帯びていきます。

「カーヒル大尉は、地球上のエネルギーが、キャピタルタワーに独占されていることを止めさせたかったのです」
「フォトンバッテリーの配給をスコード教によって統制しているのは、人類に宇宙世紀のような間違いをさせない為なんです」
「エネルギーと道具は、道徳的に正しい使い方ができれば…」
「それができなかったから、人類は宇宙世紀に全滅しそうになったんでしょう!」
「カーヒル大尉は---」

僕にはどちらの意見も一理あると思います。ただ、それぞれ「『カーヒル』が正しい」、「『スコード教』が正しい」、と言っているように聞こえ、自己の意見としては少し弱いと感じます。 しかし世界の情勢はこの対立をもってしてか、戦争になってしまう所まで来てしまっている様子。 スコード教の統治も絶対ではなく崩れ去ろうとしているのかもしれないのです。 圧倒的な重圧をもって迫るであろう現実の前で理想を唱える2人を説き伏せるように割って入る大人の一言。

「神にでもなれるような方だったのかな?」

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「……そんな、極端な……」

大人とは極端です。そうしないと危険だからです。理想という不確かであやふやなものだけでは人はついてきません。 だから、現実的に実行できる範疇で決断を下します。そんな立場であろうクンパ・ルシータ(変な名前)からすれば、若い2人の会話は神にでも縋るように聞こえたのかもしれません。

言葉を飲み込んでしまったアイーダに対し、ベルリは何処吹く風という表情。スコード教のやり方が正しいとしているのなら当然ですが、僕にはクンパの意地悪な問いかけが、奇しくもベルリにも充てられる構図になっていると感じました。何故ならクンパは既に軍隊を増強して、力による統治に備えているからです。エネルギーを平和的に配給するという図式は崩れかかっているのですから。

この口喧嘩のシーンひとつを取ってみても、世界観の説明と、キャラクターの人間性や大人と子供の差異等も平行して描写していて、その上で視聴する側がどれか一つの要素でも拾っていればお話が成り立つ辺りがこの作品の懐の深さなのかもしれません。


■そして物語の軸はベルリ君の"気になる女の子を追いかける"という理屈を越えた原理的な"衝動"によって動きだし、世界の関係性が少しづつ明かされていく。

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1話の閉塞感の強いクラウン内、2話のゴチャゴチャとしたキャピタルテリトリィという、不自然なまでに息苦しい視覚情報の連続から抜け出し、この3話では伸び伸びとした地球本来の自然がやっと視聴者に開示されます。 これは、ベルリ自身の視野が広がっていく事と、映像を視聴している者の気分を同期させているのではないか、とも感じます。

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果たしてベルリとアイーダはこの広い世界で何を見て何を掴むのでしょうか。わくわくするなぁ。

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私的【ろこどる】の好きなポインツは

ろこどる3
■大人と子供の役割分担がちゃんとしてるとこだと思うんです。若さの瞬発力は何物にも代え難い価値だと思いますが、それを活かせるのは大人や世間の皆様が支えてくれるからですよね。大人の役割は次の世代に託すことだと思います。自分が悪者になることを恐れず若者を叱ることのできる沙織さんや、アーティストとしての夢を奈々子達に託した大田さんがいなければ現在までの流川ガールズはないでしょう。若さだけでは世の中成立しないという至極当たり前の観点がしっかり含まれてる作品は安心感があります。

え?いぁ…自分が大人としてそれが出来てるかと言うと……それはソレ!これはコレ!!!111!

■僕が富野さんの作品大好きなのはそういった部分が大きくて、当然新作のレコンギスタも、その辺りに注目して視聴したいと思ってます。今のとこはデレンセン大尉に期待!しかし、この歌を聴いてると、オイラももうちょっと頑張らないとってキブンになりますなぁ。

※音量注意

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