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『大正野球娘。』が面白い

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■元絵はご存知ストライクウィッチーズのEDから。ぱっと思いつく限りの作品との比較画像もどうぞ。上からSW・キングゲイナー・Vガンダム・ハイスクール奇面組。みんな構図は一緒だけど、この画になるまでの過程がそれぞれ違うのが興味深かった。

■『大正野球娘。』は、久々に純粋に面白いと思える作品に出会った感じです。子供の頃、夕方、急いで家に帰って来てTVの前でワクワクしながら放送が始まるのを待っていたあの感覚。野球の事なんてボール打ってベースを蹴って戻ってくるだけ…ってな具合の知識でも全然楽しめると思うし(そもそも「野球」が主人公達を活躍させる「要素」の一つであって、「主役」ではない為)、知識がある人ならば、ズブの素人+お嬢様がどうやって成長していくのか楽しめるようになっている間口の広さがあるように感じます。そして、1話毎の成長がしっかり描かれているので、途中から見れない・見逃せないという緊張感もあります。所謂「お当番回」と言われるような、キャラクターが単体でピックアップされる話が少なく、満遍なく活躍/肉付けされていくのも昨今では珍しい特徴でしょうか。

■監督の池端隆史氏が過去に担当したどの作品にも言えることなのですが、職人芸とも言える丁寧な演出とホームドラマ的な素朴さが見事マッチしていて気持ち良く内容に入っていけます。悪く言ってしまうと古い作風のようにも感じてしまうのですが、エキセントリックなスラップスティックギャグや、ネットやオタク業界を意識した内輪ネタ/楽屋ネタといったようなインパクトや勢い重視のものを極力廃し、しっかりと「フリ」と「オチ」という笑いのいろはを踏襲した「喜劇」の部分や、いつでも自然にシリアス/コメディどちらにも移行できる、「本人達はあくまで真剣」という人格作りは、世界観を感じるので自分はとっても好きです。人物の画面上の配置の意味や、表情、仕草に至るまで、細かく気を回しているようで、言葉の説明ではなく画や「間」で表現する事も少なくはなく、単純に映像を見る楽しさや満足感が高い。作画枚数が多くてヌルヌル動くとか、そういうことではないのですが、「演出の妙」をしっかりと感じさせてくれる作りになっていると思います。かと言ってお堅い作風という事でもなく、男女区別なくモテまくる主人公や、時代設定故か「純愛」を意識したようなシーンも多く、単純に、ニヤニヤしてしまうような娯楽性も高くて、もうなんというか、とにかく夢中になってしまいます。

■と、上記のような「何故面白いのか」を改めて考えていたら、やっぱりこれストライクウィッチーズに似てる部分があるなぁ、と。そもそも上の絵を描いたのが、心の中でそんな意識を持っていたというのもあって、一発ネタとしてだけではなく他者に同意を求めるような気持ちもあったように思います。…ただ、SWと決定的に違うのは…深夜アニメ且つ美少女アニメなのに、お色気要素がまっっったく無いことだ!折角の着替えシーンを一瞬で「もう殆ど着替え終わっている状態」にするのは最早確信をもってやっているとしか思えない。そのシーンでもしっかりとキャラ付け描写が行われており、演出には抜かりが無いのは流石なのですが…いかん!これではイカンよ!!女子がパンツ丸出しで空飛ぶ御世に着物じゃないでしょう? 何かしら狂った要素が無いと注目されにくい昨今のアニメ業界、折角の良作が埋もれてしまうのは非常に心苦しい…いや、決して自分が晶子さんの入浴シーンを見たいとか、そういう事ではなくてですね…。

■でも、折角繊細に積み重ねたこの世界観に、今更、露骨なお色気表現が出てきたら、それはそれでショックだろうなぁ…。と、そんくらいこの番組に心酔している~の。でした。
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